脱世間起業の実例9
Chalhesso (ちゃれっそ)
春野つぶさん
┃なんど職場を変えたのかは覚えていないほど
春野さんは、若い頃から仕事がつづかず、ずっと悩んでいた。
なぜかどうしても職場に行けなくなってしまう。
「そのため人からは呆れられ、あちこちで迷惑をかけ、そんな自分が嫌でたまりませんでした。どうにかしなくてはと、仕事を続けなくてはいけない状況に自分を追い込んでみたり、逆に短い時間や少ない日数で働いてみたり、しかし何をやってもダメでした。何度職場を変えたのかは…もう覚えていないほどです。」
自己嫌悪に耐えられず、一人でできる仕事を探しつづけていたそんなとき。
脱世間起業塾Adicと出会い「これしかない!」と感じてすぐに申し込んだそうだ。
┃心の対話に一番近いメールカウンセリングで起業
春野さんが開業したのは、メールカウンセリングサービス。
屋号は『Chalhesso』(ちゃれっそ)。
韓国語で『よくがんばったね』といういたわりの言葉だ。
なぜメールカウンセリング業を選んだのだろうか?
「私は対話を重要なことと考えています。お互いに自分の言葉を探すことになるメールでのカウンセリングが、実は心の対話に一番近いのではないかと思いました。」
直接話をするカウンセリングでは、お互いにその場の空気にどうしても流されてしまう。
そんな影響をできるだけ受けずに、対話できる場所を作りたい。
それが春野さんの思いだ。
┃アダルトチルドレンは『なおす』以外にも道はある
春野さんの肩書は『世の中と合わないAC専門カウンセラー』。
自分自身がアダルトチルドレンの苦しみを克服した当事者でもある。
「Chalhessoでは、普通の中に入ってうまくやっていくために『なおす』ことを目標にはしません。私の受けてきたカウンセリングも、通院をつづけたクリニックでも、みな「いかに凹凸をなくし社会になじんでいくか?」ばかりで、そのことを少し怖く感じたのを思い出します。『なおす』以外にも道はあるよ、というのが私の伝えたいことです。」
世の中との合わなさを感じ、生きにくさを抱えてつづけている人にとって、大きな救いとなる言葉だろう。
┃朝も低気圧も罪悪感なく休める幸せ
脱世間起業した春野さん。
じつは朝と低気圧がとにかく苦手。
「低気圧の影響で頭も体もまるで動かない日があります。そんな時はやることを切り替えたりしばらくゆっくり休んでいます。これは勤め人の頃にはとうてい許されないことでした。罪悪感を感じながら休みの連絡を入れることも、休みながら自己嫌悪に押しつぶされることも、もうしなくていい。それだけで幸せを感じてしまうほどです。」
まさに、脱世間起業ならではの幸せだろう。
┃他のところでアフィリエイト講座を受けたものの・・・
春野さんは、以前一度だけ、他のところでアフィリエイトの講座を購入したことがあるという。
そして、自分が使ったこともないものでもガンガン人にすすめて売り出していくことに、強い抵抗感があったという。
「私は嘘や心にもないことを言うのがとても苦手です。自分が使って良いと思うものですら人にすすめるのは慎重になるのに・・・。仕事だから割り切らないといけないのか・・・という思いが強く、正直まったく作業に身が入りませんでした。」
今は『いかに楽して早く儲けるか』という考え方は、自分には合っていないと感じているそうだ。
┃たった一人のままだったら、ここまでこられなかった
そんな春野さんも、Adic Salonの会員だ。
なにもわからないたった一人のままだったら、自分がここまでできたとは思えないと感じている。
「情報を発信しつづけてくださるしのぶさん、そしてどこかで同じくがんばっている会員の方たちがいるということはとても心強いです。関わりすぎないこの距離感が、ちょうどいいのだと感じます。」
春野さんは、まさにサロンを使い倒して脱世間起業した一人。
「脱世間起業された方たちのインタビュー記事はもちろん、起業のタネ育成道場、カタルシス文章塾など、1箇所でさまざまな情報を知れるというのは本当に貴重な場所だと思います。ピアカウンセラーを経験させていただけたこともありがたかったです。」
時間がかかっても、なんどか投げ出したとしても、いつからでも挑戦できて、自分に自信をもたせてくれるもの。
脱世間起業についてそう語る春野さんは、自分の苦しみを「宝の山」に変えて、新しい人生を歩きはじめている。
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春野つぶ プロフィール
Chalhesso 代表世の中と合わないAC専門カウンセラー
1975年生まれ。
カルト宗教・妄想をともなう精神疾患・暴力・支配・依存、等が存在する混乱した家庭内に育つ。
自身の出生・生存を罰ととらえ、いい人間であろうと努力しつづけるが、同時に世の中への違和感や不信感にも悩み次第に破綻していく。
あらゆる精神疾患をうたがい通院をつづける過程で、多くの症状・療法に精通していく。さらに依存の仕組みを理解し自己確立のきっかけを得る。
世の中に挑んでは打ちのめされることを繰り返しながら独自に研究をつづけ、世の中と、そこに合わず苦しむ人との仕組みを解明。
「回復とは普通になることではない」と気づき、ついに自分の生き方を手にいれる。
生きづらい人たちのためのサロンでピアカウンセラーとしての活動を経てChalhessoを開設。
ごまかさない姿勢、体験者ならではの考察や共感によりご相談者様から深いお喜びの声をいただいている。
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